桃太郎プロジェクト

更新日
2012年10月14日

50年前の人形像修復プロジェクトが行われました

桃太郎伝説ゆかりの愛知県犬山市の桃太郎神社で10月13日と14日の2日間、境内の人形群の修復作業が行われました。人形は岐阜県中津川市出身の造形家、浅野祥雲さん(故人)の作。浅野さんの人形の再生活動を続ける名古屋市在住のフリーライター、大竹敏之さんの呼び掛けで、全国から集まったボランティアと地元の人たち、述べ約200人が汗だくになりながら修復作業を行いました。

境内に約40体の人形像(コンクリート製)がありますが、いづれも昭和30年代の作品で劣化が激しく、塗装の塗り替えなどをすることになりました。参加者は痛みの激しい塗料を金属ブラシ等で落として下地剤を塗り、ペンキで仕上げました。2日間で15体の修復を終えた参加者からは「精巧な作品群を蘇らせることができ興奮している。質感を楽しむためにも現地にたくさんの方が訪れてほしい。」と話し、地元関係者からは「たくさんの人が修復作業に参加してくれて感激です。修復した作品をいつまでも愛して欲しい。紅葉シーズン前に作業ができたので紅葉とともに楽しんでもらえそう。」と期待を口にしました。

修復作業は年に1回(2日間)のペースで今後3年間かけて全ての作業を終える予定です。生まれ変わった人形像を見にぜひ桃太郎神社へ足をお運びください。

桃太郎プロジェクトのみなさん