犬山城50万人達成

更新日
2014年12月16日

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愛知県犬山市の国宝犬山城の年間入場者数が12月16日、史上初めて50万人を突破しました。天守前広場で記念のセレモニーが開かれ、犬山市長をはじめ関係者より50万人目の入場者で名古屋市千種区の会社員小川光子さんに認定証や犬山温泉宿泊券等が贈られました。小川さんは友人と2人で、初めて訪れたといい、「50万人という大きな数にびっくり。犬山城と城下町を楽しみたい」とコメントされました。犬山城の入場者数を振り返ると昭和の時代は、年間40~45万人で推移しておりました。ところが平成に入ってからは低迷期に突入。平成7年には30万人を割り込み、平成10年以降は平均20万人と低迷し、平成15年には過去最低の19万人台まで落ち込みました。しかし、平成19年にスタートした名鉄との観光タイアップ「犬山キャンペーン」や歴史文化を活かしたまちづくりが奏功し、平成19年以降は8年連続増(史上初)となりV字回復を遂げました。キャンペーンではテレビや新聞などを通じて大規模なPR活動を展開、犬山の知名度が飛躍的に向上し、観光客増につながりました。さらに、城下町の整備や吉本芸人を起用した人力車の運行、木曽川での遊覧船事業や串グルメでの町おこし等のイベントを新たに打ち出したことにより、犬山城周辺が活気づいたことも入場者増の要因と分析しています。