子預け発祥の神社
東に入鹿池、西に濃尾平野を見下ろす尾張の富士山に鎮座する大宮浅間神社。ご祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)で、子供の守護神であることから「預け子発祥の神社(やしろ)」と呼ばれています。5月5日に「預け子祭」が行われ、人々は虫封じや学業向上、そして安産、子授けなどを願います。また、背くらべ伝説による「天下の奇祭 石上げ祭」が毎年8月第一日曜日に行われ、多くの人が力を合わせて石を運び上げ、家内安全や五穀豊穣を願います。
見どころ
七五三詣り
子供の成長を感謝しお祝いするとともにこれからの健全な育成を祈願する行事が「七五三詣り」で江戸時代から伝わっている習わしです。男女とも三歳になったときには「髪置(かみおき)」、それまで短かった髪を伸ばす儀式で頭に白髪をのせて長寿を祈願します。五歳は男子の「袴着(はかまぎ)」、七歳は女児の「帯解(おびとき)」のお祝いとされています。
預け子まつり
尾張富士大宮浅間神社のご祭神木花開耶姫命様は焔が燃えさかる産屋にて三人の御子さま(火照命、火須勢理命、火々出見命)を安産されました。その後御子さまたちは木花開耶姫命さまのご加護を受けて健やかに成長されました。そこでこのご神徳がいただけるように、子どもを神さまの御子としてお預けし、よりいっそう厚いご加護を受けようとするのが「預け子」の由来です。20歳になるまで神さまの預け子となり無事成長を祈願します。ご家族の皆様でご参拝いただき尾張冨士の神さまのご加護をお受け下さい。5月5日午後4時から餅投げを行いますのでお楽しみください。
季節の草花
4月上旬からは、ソメイヨシノ、ハナモモ、八重桜、御衣黄桜、なんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)など、5月中旬まで様々な草花をお楽しみいただけます。