夏の犬山が10倍おもしろくなる、ここだけの情報が満載!
犬山には、浴衣で歩きたいスポットや、花火・鵜飼の夏イベント、限定グルメまで、夏ならではのお楽しみが盛りだくさん! 旅のおもしろさが何倍にも膨らむ、ここだけのとっておき情報とともにお届けします。
Index
夏の楽しみ方① 涼しげな浴衣に着替えよう
犬山城下町には、浴衣のレンタルショップが充実しています。手ぶらで気軽に利用でき、プロが着付けをしてくれるので安心です。
いぬやま小町
最新トレンドから定番まで300着!
城下町の中ほどにある「いぬやま小町」は、着物・浴衣のレンタルショップ。店内に入ると、浴衣だけで300着以上がズラリ! どれにしようか目移りしてしまいそうな品ぞろえです。「毎年新作を入荷しているので、選ぶのも楽しいと思います。大人っぽく上品なシフォンやレースから、涼し気な和柄まで、お好みに合わせてお選びいただけます」。迷ったらスタッフがアドバイスしてくれるので、気軽に相談してみましょう。浴衣レンタル(4,400円)には、浴衣、帯、草履、襦袢が一式セットになっているため、手ぶらでOKです。
日帰りレンタルの利用時間は17時まで。一日たっぷり遊んで、時間に遅れないように返却しましょう。
〈ここに注目!〉小物づかいでおしゃれ度UP
帯留め、バッグ、髪飾り(各550円)をオプションでつけると、コーディネートがより華やかに! また、インスタグラムをフォローすると、浴衣に似合うオリジナルのお面も貸してもらえます♪
〈ここに注目!〉お寺や日本家屋で茶道体験
犬山のお寺や、城下町の古民家で、「茶道体験」(3,300円 ※浴衣レンタルの方は2,200円)も実施しています。茶道の美しい所作を学びながら、少し特別な和文化を体験してみるのもおすすめです。
「納涼さんぽ」開催中!
2025年7月15日(火)から8月31日(日)まで、犬山の夏イベント「犬山 納涼さんぽ」を開催中! 期間中、浴衣を着て対象店舗を利用すると、お得なサービスや割引などが受けられます。
夏の楽しみ方② 浴衣姿が映える、犬山の二大国宝へ
「国宝 犬山城」と、国宝茶室 如庵を有する「有楽苑」。犬山の誇る2大国宝は、浴衣姿が絵になるスポット。夏の風情を満喫しましょう。
日本庭園 有楽苑
浴衣で庭をそぞろ歩き、冷抹茶で一服
昭和を代表する建築家・堀口捨己氏の監修で築造された日本庭園。貴重な文化財を鑑賞しながら、植物が生き生きと輝く、夏の庭園をそぞろ歩いてみましょう。
織田信長の実弟であり、尾張が生んだ大茶匠 織田有楽斎の建てた国宝茶室「如庵」をはじめ、苑内で最も古い岩栖門、景色を引き立てる額縁のような含翠門、曲木が見事な書院の破風など、見どころが満載! 興味のある人はボランティアガイドを利用するほか、最近では無料音声ガイドも導入され、スマホから詳しい解説を聞くことができます。お気に入りの場所を見つけたら、立ち止まって自然の声に耳を傾けたり、ベンチや縁側に腰をかけたり、ゆっくり過ごすのもおすすめです。
散策途中には、茶室「弘庵」へ立ち寄りましょう。入り口にある蹲踞(つくばい)は水琴窟の仕掛けがあり、反響する水音がなんとも涼し気。茶室では、凛とした空気の中で、呈茶(一服600円)をいただけます。犬山焼の器に氷を浮かべた冷抹茶と、ぷるんとみずみずしい葛まんじゅうは、夏だけのお楽しみ!
〈ここに注目!〉見られたらラッキー!?「如庵」の虹窓
国宝茶室「如庵」には、竹を詰め打ちにした有楽窓があります。天候や時間帯の条件が揃うと、この窓に差し込む光が虹のように見えることから「虹窓」と呼ばれることもあり、運がよければ、月に一度の特別公開で目にすることができるかも!?
〈ここに注目!〉苑内最古! 船底天井の「岩栖門」
室町時代初期の貴重な建造物で、細川満元(応仁の乱の総大将 細川勝元の祖父)の屋敷にあったもの。船の底のような形をしていることから「船底天井」と呼ばれます。門をくぐるときはぜひ上を見上げて、天井の湾曲を確かめてみましょう。
〈ここに注目!〉茶室「弘庵」は、マニアも唸る意匠の宝庫!
茶室建築で有名な中村昌生氏が設計し、昭和の茶室としては大変貴重な「弘庵」。天井に千年以上前の古材を使った床の間や、石垣張りと呼ばれる障子、貴重な鞍馬石が使われた沓脱(くつぬぎ)石など、マニアにはたまらないポイントがあちこちに!
〈ここに注目!〉撮影は朝方や雨上がりが狙い目
撮影するなら、光が柔らかく、人の少ない朝がおすすめ。気温も涼しく、鳥のさえずりが心地よく響きます。また、雨上がりには苔が一層色濃く、艶やかに。写真の含翠門はフォトスポットとして写真家に人気が高く、石敷きの通路を歩けば、額縁の絵の中に入り込んだよう!
国宝犬山城
国宝天守の最上階に廻り縁(回廊)があり、ぐるりと一周できるのは、日本でも犬山城だけ。さらに、回廊の床は排水のために傾斜しているため、スリル満点! 爽快な風を浴びながら、暑さもすっかり吹き飛びそうです。また、天守内部の建築にも注目を。日本最古の築城を証明する柱や、未だ謎に包まれた台形の空間など、知るほどに奥深い歴史ロマンが詰まっています。
夏の楽しみ方③ 花火や鵜飼など夏イベントを満喫
犬山の夏の風物詩「木曽川鵜飼」や「犬山ロングラン花火」をはじめ、夏の夕涼みにぴったりのイベントが充実しています。
木曽川鵜飼
2025年6月1日(日)~10月15日(水)
清流を舞台に、鵜匠と鵜が織りなす幽玄世界へ
鵜飼は1300年続く伝統漁法です。鵜匠が鵜舟(漁をする舟)の上から巧みに鵜を操り、鮎などの川魚を捕まえます。夜は赤々とかがり火が焚かれ、ライトアップされた国宝犬山城を背景に、歴史絵巻の世界に入り込んだよう。鵜舟の間際まで近づくため、かがり火の熱気が頬で感じられます。時には、鵜の水しぶきが飛んでくることも! また、木曽川鵜飼では、全国に先駆けて「昼鵜飼」も開催されています。
船上食事付プランを予約すると、鵜飼観覧前に、鮎をはじめ地元産の食材を使用した各店自慢のお弁当が味わえます。
〈ここに注目!〉鵜飼×花火×犬山城
「ロングラン花火」が、今年も8月1日~10日の毎日開催されます。鵜飼、花火、そして国宝犬山城の貴重なトリプルコラボレーションは必見!
〈ここに注目!〉鵜匠のいでたち
東海地区唯一の女性鵜匠が活躍する木曽川鵜飼。鵜匠の装いにも理由があり、風折烏帽子(かざおりえぼし)は、雷除けとかがり火から頭髪を守るため。腰みのは、水しぶきで体が冷えるのを防ぐため。そして1/3サイズのわらじは、舟上で滑らないためのもの。
〈ここに注目!〉鵜の華麗な泳ぎ
日本にいる4種の鵜のうち、木曽川鵜飼で活躍しているのがウミウ。翼を広げると150センチメートルもあり、迫力たっぷり! アヒルやペンギンよりも水かきが1枚多く、華麗な泳ぎにもご注目。
幻の居酒屋「有楽停」がオープン!
木曽川鵜飼案内所に停泊中の有楽丸で、生ビール(600円)が楽しめるようになりました。木曽川を眺めながら、船上で冷えた一杯はいかが?
昼鵜飼実施日11:00~14:00 / 夜鵜飼実施日17:00~20:00
※特別観覧船「有楽丸」が運航しない日に不定期開催(雨天時は休み)
ロングラン花火
毎年8月1日~10日 各日20:00頃から約10分間
木曽川河畔(ツインブリッジ下流)にて、犬山の夏を彩る「ロングラン花火」が開催されます。ライトアップされた国宝犬山城を背景に、船上から打ち上げられる花火は風情たっぷり!
博物館 明治村「宵の明治村」
2025/8/9~17、23・24、30・31は~20:30まで延長開村
歴史的建造物と打ち上げ花火の競演、歌や迫力のパフォーマンスが楽しめる野外ステージショー、体感型プロジェクションマッピング「夏夜の賑わい」など、夏の夜ならではの明治村が楽しめます! 浴衣なら入村料が半額に。
夏の楽しみ方④ 夏グルメに舌鼓♪
つるつる冷たい麺類や、犬山の旬の食材を使った、とっておきの夏グルメを味わいましょう。
カフェさくら坂
「夏の彩り そうめん御膳」(1,650円)
桃色そうめんに、品数豊富な絶品おかず!
賑やかな本町通りから一本東に入った坂沿いにあり、推定樹齢200年の庭の桜が店名の由来。国宝犬山城を望む隠れ家のような空間で、料理上手な母娘がふるまう料理が評判の一軒です。「暑い夏もおいしく食べて元気をつけてほしい」との思いから、7月から季節限定メニューとして「夏の彩りそうめん御膳」(1650円)が登場しました。桃色の麺がかわいいそうめんに、総菜のかご盛り、季節の天ぷら、庭の梅を仕込んだ年代物の梅ジュースなどが付く、充実の内容です。
また、軽食におすすめなのがベトナムのサンドイッチ「バインミー」。店主はかつてアジア料理店を経営していたこともあり、人気の高かったバインミーが、ファンの声に応えて復活! 具材は、豚つくね&自家製トマトソース、ふわふわオムレツ&スイートチリマヨ(各680円)の2種類があります。カラフルなクリームソーダとともに召し上がれ。
〈ここに注目!〉手間暇かけたおいしさに感動!
そうめん御膳の総菜盛り合わせには、シャリに自家製柚子酢を使った手まり寿司、自家製ラー油の冷ややっこなど、季節の恵みを使って手間暇かけた、品数豊富なメニューが並びます。また、天ぷらは注文後に揚げるから、熱々ジューシー。なす、ししとう、小エビなど季節の食材を引き立てる、サクッと軽い衣が自慢です。
季節ごとに食べたい「お城弁当」(1,850円)
城をかたどった三段の弁当箱に、ご飯やおかずを詰めた、名物のお城弁当。季節によって内容が変化するため、これを目当てに多くのリピーターが通います。「鮎の塩焼き付き鵜飼弁当」は、8月30日までの夏季限定メニュー。「生姜と大葉のゆず寿司」や鮎の塩焼きがついた、さっぱりと夏らしい味わいが楽しめます。
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※写真はイメージです。
伊勢屋 砂おろし
「レモンころきしめん」(990円)
城下町に佇む、築200年超の商屋を改装した食事処。のど越しのよい冷きしめんに、スライスレモンを添えた「レモンころきしめん」は、麺をすするたびにみずみずしい酸味が広がります。このほか、コロンとした形と彩りがかわいい、定番の手まり寿司も人気。
フレンチ奥村邸
ランチ3,500円~、ディナー5,500円~/鉄板焼ランチ5,500円~、鉄板焼ディナー11,000円~
国の登録有形文化財の歴史ある邸宅で、季節の地元食材を生かした本格フレンチを味わえます。離れでは、ライブ感あふれる鉄板焼フレンチも評判です。9月30日までの期間(8月11日~17日は除く)は、対象ドリンクが半額になるハッピーアワー(平日ディナータイム17:30~19:00)を開催中。ロングラン花火期間中(8月1日から10日)は、アラカルトメニューを提供。
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※写真はイメージです。