東之宮古墳【ひがしのみやこふん】
県下最古の古墳
東之宮古墳は、標高145mの白山平という山の山頂にある前方後方墳です。今から1700年前につくられた、前方後方墳の中では愛知県の中で最古・最大の古墳であり、大きさは墳長72m、後方部48×49m、後方部高さ8m、前方部幅43m、前方部高さ6m。現在もほぼ完全な形で保存されています。 昭和50(1975)年に国史跡として指定され、古墳の埋葬者は犬山市周辺地域の「邇和(にわ)」という地域を治めていた権力者ではないかといわれています。
※見学にあたっての注意事項
1.東之宮古墳は貴重な文化財です。古墳を傷つけたりしないでください。
2.古墳周辺は飛騨木曽川国定公園に指定されております。植物の踏み荒らし、枝を折る等の行為はご遠慮ください。
3.ゴミ箱は設置しておりません。ゴミは各自お持ち帰りください。
見どころ
東之宮古墳の宝
昭和48年に行われた発掘調査では、多くの「副葬品」と呼ばれる宝が発掘されました。副葬品は石製品7点、玉類141点、鏡11面、鉄製品60点と数が多く質が高いため、現在は国の重要文化財として、京都国立博物館で展示されています。鏡のレプリカは犬山市内の「青塚古墳ガイダンス施設」で見ることができます。
冬至の王
「邇和」の地を治めていた権力者が眠っている「竪穴式石槨」と古墳の主軸上に、大岩、と呼ばれる巨大な岩があります。冬至の日、この大岩から太陽が昇ることから、別名「冬至の王」と呼ばれています。1年で一番日が短い冬至を祝う祭りは、北半球の世界各地に存在します。「冬至の王」も冬至の日に意味をこめて古墳をつくったのかもしれません。
料金
無料