1300年の歴史を持つ夏の風物詩「木曽川鵜飼」が開幕しました。「木曽川鵜飼」は毎年6月1日に開幕し、10月15日まで毎日、漁が行われます。鵜飼は、全国11箇所で行われています。夜のイメージが強いですが、木曽川鵜飼は全国で唯一、昼と夜に計2回あるのが特徴。昼は鵜匠の動作や、鵜がアユをくわえる様子までよく見えると好評です。
初日は、夏を思わせる強い日差しの中、例年通り昼鵜飼で開幕しました。石原鵜匠(32年目)は、「鵜は例年よりも元気な様子。無事にシーズンを乗り切りたい」、稲山鵜匠(12年目)は、「ひさびさに会う船頭さんたちの元気な顔も見られてうれしい。これから暑く、楽しい夏が始まる」とそれぞれ意気込みを語りました。
屋形船を運航する木曽川観光の梅村支配人は、「既に昨年の同時期を上回る6,000名の予約をいただいています、安全第一で運航し、伝統的な鵜飼を間近で楽しんでもらいたい」とコメントしました。