ヒトツバタゴ見頃

樹齢250年、雪のような真っ白な花

国の天然記念物に指定されている愛知県犬山市池野のヒトツバタゴ自生地で、白い花が見頃をむかえています。自生地には大木が7本あり、推定樹齢は200年から250年と言われています。枝全体に雪が降り積もったような壮観さに、訪れた観光客はしきりにカメラをむけていました。ヒトツバタゴは、国内では東海地方の木曽川流域と長崎県対馬の限られた地域にしか自生していません。形状がタゴ(トネリコ)に似て、タゴはふつう複葉であるが、単葉(一つ葉)であることから、この名があります。別名「ナンジャモンジャ」の名でも親しまれ、高さ10-20㍍の大木が花を咲かせました。地元農家・落合景男さんによると5月20日頃まで見頃は続きます。ヒトツバタゴ自生地は山深いところにあるため、市街地よりも約1週間満開時期が遅れます。会場までの道路は分かりづらいですが、農家の方が道路に看板を設置されているので、看板にそってお出かけください。自生地の付近ではヒトツバタゴの苗木販売コーナーもございます。手間がかからずキレイな白い花を咲かせるので庭木に人気があるようです。

公共交通でのアクセス(コミュニティバス)平日のみ運行

犬山市コミュニティバス「入鹿・羽黒線」に乗車。
「神尾(かんの)」バス停下車、徒歩約10分。

公共交通でのアクセス(岐阜バス)

名鉄「犬山駅」東口より岐阜バスの明治村行きに乗車。
「神尾(かんの)」バス停下車、徒歩約10分。


令和元年5月10日撮影