特別展「家康・秀吉と成瀬正成」

公益財団法人 犬山城白帝文庫は、令和5年7月22日から9月3日まで城とまちミュージアムにて特別展「家康・秀吉と成瀬正成」を開催します。

成瀬正成(1567~1625)は徳川家康に小姓として仕え、家康・織田信長と豊臣(羽柴)秀吉が対決した小牧・長久手の戦いで初陣を飾りました。26才のとき、その武者ぶりが秀吉の目にとまりスカウトを受けますが、あくまでも家康のもとに留まることを願います。のち駿府政権の年寄として家康の全国統治に関わるとともに、徳川義直に付属して初期尾張藩政を支え、元和3年(1617)には犬山城主となりました。正成の遺骨は、遺言により日光の家康廟の近くに葬られています。

本展では、小牧・長久手の戦いで秀吉が使ったと伝える風呂道具・鎧櫃・膳部や、秀吉と正成の接点を示す鎗・頭巾、正成が家康から拝領した刀剣類などを一堂に展示します。家康への忠誠に貫かれた正成の生涯を、多くの方に知っていただく機会となりましたら幸いです。

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