国宝茶席三名席の1つ「如庵」を有する日本庭園
昭和を代表する建築家・堀口捨己氏の監修によって築造された日本庭園。「如庵」は、織田信長の弟であり茶の湯の創成期に尾張の国が生んだ大宗匠・織田有楽斎が京都の建仁寺に創建した茶室で、1936(昭和11)年に国宝の指定をうけた茶道文化史上貴重な遺構です。その他、重要文化財「旧正伝院書院」、古図にもとづいて復元した「元庵」、有楽苑での茶会のために建てられた「弘庵」があり、四季折々の庭園をお楽しみいただけます。
Check Point!
- 現存する国宝茶席三名席の1つ「如庵」。常時間近に見られるのはここだけ。
- 如庵内部特別内部特別見学会を月に一度開催(事前予約制)
- 茶室「弘庵」では庭を眺めながら呈茶を楽しめます。
見どころ
如庵
織田信長の弟で、茶の湯の創世期に尾張の国が生んだ大茶匠・織田有楽斎が京都の建仁寺に創建した茶室で、昭和11年(1936)に国宝の指定をうけた茶道文化史上貴重な遺構です。京都山崎妙喜庵内の待庵、大徳寺龍光院内の密庵とともに、現存する国宝茶席三名席の1つです。
旧正伝院書院
如庵に隣接して建てられた有楽斎の隠居所で、内部に残る長谷川等伯・狩野山雪など美術史上貴重な襖絵が残っています。(普段は非公開)
元庵
有楽斎が大阪・天満に構えた茶室を古図にもとづいて復元。三畳台目の茶室内部は奥に深い間取りで、亭主が上座につく、亭主床と呼ばれる床構えになっています。
弘庵
苑内で四季折々催される茶会のために昭和61年(1986)に新築された茶席。蹲踞は水琴窟とよばれる仕掛けで、反響する水音が琴のように風雅な音色を奏でます。
有楽苑内の楽しみ方
呈茶
弘庵にて呈茶サービスをご利用いただけます。犬山焼の茶器で、有楽苑でしか取扱いのない有楽風という和菓子を召し上がりながら、四季折々の庭園の風情を楽しめます。
桜・紅葉の名所
春は桜を眺めながらの呈茶を楽しめます。
秋は重要文化財「旧正伝院書院」の縁側に腰掛けての紅葉見物がおすすめです。
基本情報
日本庭園 有楽苑
アイコンについて
住所 | 犬山市犬山御門先1番地 |
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営業時間 | 9:30~17:00(入苑は16:30まで) |
定休日 | 水曜日 |
電話番号 | 0568-61-4608 |
料金 | 【入苑料】大人 1,200円 小人 600円 【呈茶料】一服 600円 |
駐車場 | あり ※ホテルインディゴ犬山有楽苑駐車場(共用) |
トイレ | あり |
喫煙・禁煙 | 禁煙 |
障がい者対応料金 | あり |
夜間鑑賞 | なし |
売店 | あり |
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