犬山CM準グランプリ

更新日
2011年3月24日

地元愛を映像に(公式サイトより)

3月23日(水)、沖縄コンベンションセンター・シアター3で、「地域発信型プロジェクト JIMOT CM COMPETITION」の上映イベントとグランプリ作品の発表が行われました。

「JIMOT CM COMPETITION」は、地元に人を呼び、地元を「Laugh & Peace」にする“ナンバー1”CMを決定する映像コンテスト。世界中から、地元愛にあふれ、地元の魅力を伝えられるCMのアイディアを募集し、そのアイディアを寄せた方に吉本興業とよしもと芸人が協力して“JIMOT(地元)CM”を共に制作し、グランプリを競うものです。アイディアシート形式で応募されたのは計565通。そのなかから、ノミネートアイディアに選ばれた10組の“JIMOT  CM”10本を制作しました。

上映イベントは陣内智則らの司会で進行、会場には応募者と出演したよしもと芸人がそろって登場し、撮影エピソードを披露した後、メイキング、CM本編の上映へと移ります。撮影を通じて交流を深めた応募者とよしもと芸人のトークは弾み、ダイノジ、サバンナ・八木真澄、インパルス・堤下敦らは軽妙なボケとツッコミでイベントを盛り上げました。

この10作品はホームページで公開されており、それを視聴した一般の方の投票でまずは上位2作品に絞られます。そして上映後、審査員5人(47CLUB・栗田健一郎社長、じゃらん・小田展正編集長、舞台演出家・平田大一さん、トータルテンボス)の最終投票でグランプリが決定しました。

まず最終候補の2作品に残ったのは、はんにゃ・金田を起用して犬山城をPRするCMを制作した愛知県犬山市と、ガレッジセール・川田の出演で沖縄県コザの魅力を映像に包み込んだ沖縄県の2組でした。これが発表されると、自分の出身地である神奈川県のCMに出演した堤下など、ほかの芸人からは落胆の言葉が発せられました。

そして5人の投票の結果、グランプリには沖縄県が選ばれました。アイディアを立案した鈴木雅子さんはコザの町おこしに奮闘している女性。このグランプリを受けて「賞金は福島県のいわき市でボランティアに頑張っている人に届けたい」と熱い思いを口にしました。「(鈴木さん同様に町おこしにいそしむ)いわき市の旅館の方々がこの2月、沖縄へいらしたんです。いわき市の“オンパク”イベントが始まってすぐに震災が発生してしまって……」と仲間の窮状を憂いながら、強く大きく励ましのエールを送りました。

上映されたCMは、映像作品としてのレベルに差はあったのかもしれません。しかし、アイディアを寄せた人たちの「町をなんとかしたい」「住んでいるところを元気にしたい」という強い思いは、どの都道府県の方からも共通に伝わってきました。

犬山CMは準グランプリ

犬山市のCMはたくさんの応援をいただいた結果、準グランプリに輝きました。アイデアを出していただいた30名以上の市民をはじめ、撮影に協力いただいた日本ラインフィルムコミッションのみなさん、甲冑同好会のみなさん、道具を貸していただいた犬山高校の弓道部のみなさん、地元の方の多くの支えで準グランプリという成果をあげることができました。ほんとうにありがとうございました。そして来年こそ、グランプリ目指してがんばりましょう!

犬山CMは公式サイトでご覧ください