シャチホコ復活祝う
- 更新日
- 2018年3月17日
犬山城で昨年7月に落雷で壊れたシャチホコ等の修復完了の記念イベントが行われました。工事用の足場も除かれ、城はすっかり元の姿に。記念イベントでは先月天守に据え付けられたものと一緒に奈良県の山本瓦工業が焼いたシャチホコ(通称:兄弟鯱)を天守前で披露しました。兄弟鯱と記念撮影できるこの日限りの祝福行事があり、開門前から多くの方が列をつくり、先着150名限定に配られた整理券を手にした来場者が写真に納まりました。
主催した山田拓郎犬山市長は「災害はないに越したことはないが、昨夏の落雷以降、多くの皆様から心配の声が寄せられました。皆様から寄付をいただいたり、改めて犬山城への愛着を感じました。協力いただいたすべての方に感謝します。」と挨拶、成瀬淳子犬山城白帝文庫理事長は「感無量です」とコメントし、涙ぐむ一幕も。
工事関係者をはじめ、寄付をいただいた団体、シャチつながりで愛知県のサッカーチーム、名古屋グランパスの公式マスコットであるグランパスくんも駆けつけ、復活を祝いました。天守のシャチホコは昭和39年の昭和の大改修で取り付けられたもので、昨年7月の落雷で北側が壊れ、南側はひれの一部が破損しました。城下町にある城とまちミュージアムでは、江戸・昭和・平成の三世代シャチホコの展示も同日正午よりスタート。観光客は三世代のシャチホコを間近で見比べ、興味深げに撮影をされていました。尚、この展示は通年で行う予定です。