木曽川うかい開幕
- 更新日
- 2009年6月2日
愛知県犬山市と岐阜県各務原市の境を流れる木曽川で6月1日(月)、1300年の歴史がある「木曽川うかい」が開幕しました。2004年からは特に女性の方にも気軽に楽しんでもらおうと昼間の鵜飼も開催しています。開幕日には招待客ら約100名を乗せた屋形船が乗船場から木曽川上流へこぎ出し、鵜匠が漁をする鵜舟と合流。風折烏帽子に腰みの姿の鵜匠がそれぞれ10羽を鵜を巧に操りながら漁をする様子を間近でご覧いただきました。
新鵜舟の進水式
開幕日には、鵜匠が見よう見まねで完成させた新しい鵜舟の進水式が行われ、「舟かぶせ」と呼ばれる儀式では、鵜匠2人が舟を3度わざとひっくり返し、二度と沈まないように祈願しました。これで木曽川うかいの鵜舟は5艘となりました。
鵜舟
鵜匠が使用する様々な道具を作る職人さんは減っており、新しい鵜舟は鵜匠4人が力をあわせて、古い舟を解体し寸法を測るなどして、3年がかりで制作し、平成20年秋に完成しました。完成した鵜舟は、長さ約13メートル、重さ約300㎏。図面なしで制作したもので、鵜匠さんの思いが詰まった「鵜舟」に、ベテランの船頭さんからも「立派なものだ」と声があがりました。
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